外国人技能実習生の入国後講習とは?一連の流れや概要についてご紹介
外国人技能実習生について詳しくご存知でしょうか?
どんな制度かについて理解されていない方も多いかと思います。
今回は外国人技能実習生が受ける講習について、流れや概要についてご紹介します。
外国人技能実習生入国後講習の流れとは?
外国人技能実習生入国後研修とは、入国してから1か月間は日本で教育を行うことです。
これは義務付けられており、企業の実習に送り出す前に行わなければいけません。
実習生が入国してからの流れは下記の通りです。
●入所(受け入れ保有施設担当員が空港まで出迎え)
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●入所オリエンテーション
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●授業開始(日本語講習・生活講習・法的保護講習)
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●住基登録および健康診断
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●退所・実習記録お渡し
日本語教育84時間、生活・専門知識84時間、法的保護講習8時間、合計176時間の授業を行い、日本での生活における基礎的な部分を身に付けます。
また保有施設では、入国後のもろもろの必要手続き(転出入手続き・国民健康保険手続き・年金加入手続き・金融機関口座開設)も入所中にサポートしてくれます。
外国人技能実習生入国後講習の概要とは?
上記でご紹介したように、講習では日本語や生活習慣について講習を行います。
研修生の希望する職種の違いはあっても、この基本的講習内容と時間は変わりません。
ちなみに、研修を行う職種は下記のとおりです。
●自動車整備職種
●介護職種
●一般職種(※自動車整備と介護を除く職種の総称)
また、入所中は規則正しい生活を実施しています。
下記は実習生の1日におけるタイムスケジュールの代表例です。
【実習生の1日】
●6:00 起床・準備
●8:30 午前授業・・・1時間目8:30~9:00/2時間目9:00~10:30/3時間目10:40~12:00
●12:00 昼食休憩
●13:00 午後授業・・・4時間目 13:00~14:30/5時間目14:40~16:00/6時間目16:10~17:30
●17:30 自由時間(自習・夕食時間含む)
●23:30 就寝
入所施設では、講習以外にも日常生活におけるサポートやコミュニケーションイベントを実施しています。
そうすることで、入所者の新たな生活に関する不安や心配を少しでも軽減し、退所後も自信と希望をもって、日本での実習に励んでもらう下地を作っているのです。