外国人技能実習生との食い違いを回避するコミュニケーション
外国人技能実習生の受け入れを検討している人は、会話がうまく通じるか心配されていると思います。
思わぬ食い違いが生じると、双方にとって後味が悪くなってしまいますよね。
そこで、この記事では外国人技能実習生とうまくコミュニケーションするコツを解説していきます。
外国人技能実習生との食い違いを防ぐコミュニケーションの方法
実習生の気持ちを考えずに接してしまうと、しばしば食い違いが生じてしまう可能性があります。
これを防ぐためのコミュニケーションの取り方について、詳しく解説していきます。
相手の表情を見ながら会話する
外国人技能実習生へ指導する際には、相手の表情を見ながら会話する方法が効果的です。
まだ日本語を覚えたての実習生は、指導者側が話している言葉の意味がわからず、誤った理解してしまうことが食い違いの生じる原因です。
そのため、まずは指導者側が外国人技能実習生の表情をうかがい、相手に理解してもらえるように話してみましょう。
相手の顔を見ながらゆっくり話し始めることが大切です。
言っていることが理解できているか確かめる
指導をしたら、その都度「わかりましたか?」と聞いて理解できているかを確かめてから先に進みましょう。
相手が理解できずに進めてしまうと、後に食い違いを起こしてしまいます。
このように、外国人技能実習生と丁寧なコミュニケーションを取ることで、あなたへの信頼が大きくなるでしょう。
外国人技能実習生と食い違いを起こさないような日本語でのコミュニケーション
外国人技能実習生と日本語で会話する際には、どのようなことを意識すべきでしょうか。
ゆっくりと単語を切りながら話す
まずは、ゆっくりと単語を切りながら話すことが大切です。
日本語は難しいため、スラスラ話されても外国人にとっては意味を捉えにくい性質があります。
たとえば、
●これから/お昼ごはんの/時間です。
のように、単語のまとまりで区切りながら話してみましょう。
また、相手がわかりやすい日本語を用いることで、コミュニケーションを円滑に進められます。
さらに、「です/ます」調を用いて、漢字言葉をなるべく使用しないことも良い方法です。
短い言葉で伝える
たとえば
●この場所の掃除が終わったら、段ボールを捨てて、お昼ご飯のお弁当を持ってきてください。
とお願いしても、外国人技能実習生には意味が通じないことがほとんどです。
この場合、
●この場所を掃除します。終わったら、段ボールを捨てます。終わったら、お昼ご飯のお弁当を運びます。
と、短い言葉で伝えると、指示されていることの意味がわかりますね。