外国人実習生の職場定着を促す適性面接の活用方法とは?
外国人実習生は単身、慣れない土地でいちから仕事を覚え、日々励んでいます。
しかし、残念なことに志半ばで職場を放棄する実習生も一定数いるのが現状です。
この記事では、外国人実習生が職場で働き続けられるよう、面接で適性を見る方法について解説しています。
理想と現実のギャップを埋められれば、ある程度の離脱は防げます。
外国人実習生の導入、離脱を回避したい人はぜひ参考にしてください。
外国人実習生が持つ仕事適性!面接を通して見る方法とは
おそらく外国人実習生のほとんどが日本に来るのは初めてで、日本語も話せない状態から猛勉強して来日しています。
異国の地で、初めて就く仕事・職場で仕事を覚えながら日々生活していかなければならないのです。
母国で働く日本人の新卒であっても、新入社員のうちは何かと気苦労するでしょう。
ここに言葉が通じない、異文化、そして友人や家族がすぐそばにいないという状況を踏まえます。
外国人実習生が、強いストレスにさらされるのは容易に想像ができるのです。
つまり、面接で見ていきたい適性は下記の2項目になるでしょう。
●日本の文化に馴染めるかどうか(異文化アダプテーション力)
●外国人実習生の人柄と社風がマッチするかどうか(カルチャーフィット力)
仕事における技能は当たり前として、外国人実習生の職場定着や離脱阻止を考えるならこの2つのポイントが非常に重要です。
仕事に入ってやっていけるかどうかを見極めるという点では、日本の就活生と何ら変わりないでしょう。
適性面接をうまく活用して外国人実習生が抱くギャップを防ぐ方法とは?
外国人実習生は心に大きな不安を抱えながら日々仕事に向き合っています。
適性面接をおこなうことで、個々の考え方や個性がある程度掴めるでしょう。
ここからは、実際の職場に就いた際に感じるギャップを防ぐ方法について見ていきます。
良いことばかりを伝えず仕事のしんどさも伝えておく
いい話ばかりを聞いた後に実際に現場の過酷さを知ると、大きく落乱してしまう人がほとんどです。
仕事のしんどい点、過酷さといったものは事前に伝えておきます。
仕事のやりがいも大事ですが、そこは外国人実習生がどのくらい仕事に対して耐性があるかどうかを見極めます。
仕事はお金を稼ぐ手段としか思っていない人に、仕事のやりがいを説いても響かないでしょう。
困ったときの相談窓口を伝えておく
どれだけ事前説明で万全を期していても、実際の現場ではイレギュラーがつきものです。
仕事上のミスによって気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。
つまずいたときに外国人実習生が頼れる人、逃げ場を確保してあげてください。
相談ができることで、大きなミスを招くことも防げるでしょう。